早苗寮の概要

1.はじめに

 早苗寮は、本学院専用寮として2012年度に開設されました。寮というと、バンカラ・放縦・不潔といったイメージや、または厳格な規律や画一的で息の詰まる生活指導といったイメージを持つ方もおられるかもしれません。しかし、本学院の生徒寮は、これらのような従来型の寮とは異なる発想に立ち、時代のニーズに応えるべく設計されています。最新の設備とセキュリティシステムのもと、プライバシーは尊重され、安心・清潔・快適な生活を送ることができ、また最低限のルールと日課のほかは自主自立を促すことを原則として生活指導が行われます。
 寮の運営は、早稲田大学グループ企業である(株)早稲田大学プロパティマネジメントが行い、管理は多数の学生寮事業の実績をもつ(株)共立メンテナンスに委託しています。

2.理念

 早苗寮生は学院生であることの自覚を持ち、主体的で自立した生活や関連行事への積極的な関わりを通じ、人間的に成長することが求められます。自己を厳しく律し、他人を思いやる心を培うなかで、寝食をともにする仲間と生涯にわたる真の友情を育むことを期待しています。
 早稲田大学教旨に謳うように、学問の独立を全うし、在野的で自由な批判精神にあふれる人間の育成を目指すのが本学の使命です。このような資質は、卒業とともに学部に進学し、早稲田大学の中核となるべき早苗寮生にも当然求められるものであり、学問のみならず、人間としての生き方や、自由について学ぶことが責務として課せられているといえます。

3.命名の由来

 「早苗寮」の名称は、和歌研究者である兼築学院長による原案の中から、鎌田薫早稲田大学第16代総長が選定したものです。本庄の苗代(高等学院)で育った早苗(生徒・寮生)を早稲田田圃(大学)へ田植え(進学)し、大きな稔り(大成)を期すという意味をこめると同時に、早稲田四尊の一人高田早苗の名にも通う佳き言葉として名付けられたものです。

高田 早苗(たかた さなえ、1860-1938)
 法学博士。天野為之、坪内逍遥、市島謙吉とともに早稲田四尊とよばれる。初代学長、第3代総長を歴任し、早稲田大学教旨の制定を発案するなど、その基礎を築いた。また、読売新聞主筆、衆議院議員を務め、第2次大隈内閣では文部大臣となった。早稲田キャンパスの大隈重信立像脇の木陰に坐像がある。早苗寮ラウンジには本学院が所蔵する高田早苗直筆の和歌短冊が展示されている。

4.施設概要

名称早稲田大学本庄高等学院 早苗寮(わせだだいがくほんじょうこうとうがくいんさなえりょう)
所在地本庄市本庄1丁目(JR本庄駅北口より徒歩2分、本学院まで自転車20分)
建物鉄筋コンクリート造 地上6階・地下1階 寮室136室(南棟106室・北棟30室)
各階共用部トイレ・洗面台・ランドリー・シャワールーム・ミニキッチン
全体共用部食堂・ラウンジ・男女浴室・下足入・郵便受・自動販売機・コピー機・駐輪場
各室設備エアコン・換気扇・ベッド(下部収納付)・机(照明・書棚・抽斗・ワゴン付)・いす・ミニ冷蔵庫・クローゼット・カーテン・LANソケット(インターネット24時間接続可)・物干し竿(バルコニー)
運営会社(株)早稲田大学プロパティマネジメント
管理会社(株)共立メンテナンス